車の部品が壊れてたら減額対象になる
装備品が正常に動かなくなる
バッテリー上がり・不良
いくら古くなっていても、売却の際にエンジンをかけることができればバッテリーは交換しなくても大丈夫です。
バッテリーも消耗品です。新車時や中古で購入してから一度も交換したことがないという人も少なくないと思います。
寿命や交換時期は使用環境などのにより左右されますので一概には言えませんが、エンジンの掛かりが悪くなってきたり、ヘッドライトが暗く感じてきたら交換時期です。
もしもバッテリ上がりでエンジンがかけられない状況であってもジャンプ始動(他の車から線をつないで電源を分けてもらいエンジンをかける)で一度エンジンを掛けてそのまま2時間くらいアイドリング状態でエンジンを掛けておくと、車は自分で発電しバッテリーを充電しますので、その状態で売りに出しても問題ありません。
ガソリン用 | 20 |
ディーゼル用 | 20 |
ガソリン車、ディーゼル車ともにバッテリーが完全に能力を発揮できず、エンジン始動もできない状態にあるときは20点、2万円の減点となります。
こちらも査定時や引き渡しの時にエンジンが正常にかかるようであれば問題ないので、交換の重要度は低いです。
エアコンが冷えない
結論としては修理せずそのまま売りに出しましょう!
エアコンの故障といえば風が冷えなくなる(冷たい風が出なくなる)故障が1番です。
故障の原因は様々ですがエアコンガスの補充で改善されるケースもあれば、近くのガソリンスタンでも簡単に補充してもらえますし、料金もそれほどかかりません。
主要部品のコンプレッサーやコンデンサー、リキッドタンクなどのエンジンルームの中にある大きな部品の場合は車屋さんに持っていき、部品の交換や工賃など数十万単位の費用がかかります。
ここまで高額の修理代になると修理したからといってその分の高く売れるかと言えばそうとはなりませんので、そのまま査定に出す方が売る人にとってはメリットです。
エアコンが冷えなくなったら一度ディーラーで故障の原因を特定してもらってから検討しましょう。見積もりだけなら無料でしてくれるところがほとんどですが、一言「見積もりは無料ですか?」と必ず聞きましょう。
コンプレッサー交換 | 40 |
ガスチャージ | 10 |
その他の不良 | 評価点の範囲内 |
コンプレッサー交換で40点の減点と言うことは4万円の減額と言うことです。
しかし、ディーラーなどでコンプレッサの交換など頼んだ場合、決して4万では修理できません。
なのでエアコンが壊れて冷えが悪くなっていたり、全く冷えなくなった状態でも修理して査定に出す重要度としては低いです。
カーナビゲーション・オーディオ
保証で修理ができれば修理してから売却に出します。
カーナビゲーションとオーディオが一体式のものが増えてきていますのでどちらが一方が故障しても修理費用は高額になってきます。
年式の新しい車であれば新車からオプション装備でつけたり、グレードによっては通常より大きい「デカナビ」と言われる画面が大きく見やすい物になっています。
査定の重要度が比較的高いので保証内で無償修理ができるのであればきちんと修理しましょう。
ナビゲーションシステムの評価下記点数が査定額に加算されます。
※故障している際は加点はせず、10点減点されます。
当年・1年 | 2・3年 | 4・5年 | 6年 | |
ナビゲーション | 60 | 40 | 30 | 20 |
ツインモニター | 30 | 20 | 10 | 5 |
バックカメラ類 | 10 | 10 | 10 | 5 |
例えば車両本体査定が50万円で、ナビゲーションが今年、もしくは1年落ちのモデルがついていれば60点の加算、結果6万円の増額で56万円
故障している場合は60点は加算されず、10点の減点なので1万円の減額となり49万円となります。
と言うようにナビゲーションの故障における減点の重要度は高いので、保証内で無償修理が受けれる場合は修理してから査定を受けましょう。
年式が古くなるにつれナビゲーションの故障による減額値も小さくなるので、新車から2、3年以上経過した車は故障したまま査定に出してもさほど痛手にはならないでしょう。
メーター内の警告灯
走行に支障がないオレンジ色の警告灯ならそのまま売却へ!
警告灯にも2種類があり「赤色」と「オレンジ色」です。
赤色…直ちに運転をやめなくてはならない
オレンジ色…異常はあるが走行可能
赤色の警告灯の代表例は以下です
- ブレーキ
- オイル
- エアバックなど
赤色の警告灯は車を売る以前に走行に支障があることが多いので、早急にディーらなどで見てもらいましょう。
オレンジ色の警告灯の代表例は以下です
- ABS
- 燃料残量
- 横滑りサインなど
オレンジ色の警告灯だけなら今すぐに車が走らなくなるような重大な異常ではないので時間を見つけて点検するか、車を売るのであればそのまま買取店に持っていきましょう。
タイヤの残り溝・タイヤ修理キットがない
タイヤの溝の残量も査定の一部なので少なければ減点されます。
目安としては1.6ミリ以上あれば問題ないでしょう。
5ミリ以上残っていれば加点要素、1.6ミリ以下でタイヤの溝が少ない場合は減点の対象になります。
そうとは言えタイヤの残り溝が少ないからといって新しいタイヤに交換するようなことはやめてください。
買った価格以上のプラス査定は得られません。
スタットレスなどがあれば1本だけ積み込んで持っていくのも有効です。
1.6ミリ未満 | 1.6ミリ以上 | 5ミリ以上 | |
17インチ | 25 | 0 | +6 |
16インチ | 17 | 0 | +5 |
15インチ | 13 | 0 | +4 |
14インチ | 10 | 0 | +3 |
ライトやレンズ関係の不灯や破損
ヘッドライト一式 | 1個 | 30 |
HIDライト一式 | 1個 | 90 |
LEDライト一式 | 1個 | 90 |
コンビテールレンズ | 1個 | 16 |
LEDコンビテールレンズ | 1個 | 20 |
エンジンの異音
パワーウィンドウ
サンルーフ・電動スライドドア
不具合とは室内の装備品などの見えない異常
外装のキズやヘコミは不具合に入りません。
なぜなら、キズやヘコミなどは目視で確認できますし、一目瞭然でわかるからです。
自分の車の不具合を把握していないと、業者によっては契約し車を引き渡した後に不具合が見つかった場合減額される事もあります
例を紹介します!
- 走行中変な音がする
- ハンドルにガタつきがある
- エアコンが冷えなくなってる
- メータの中のチェックランプがついたり消えたりする…etc
査定するとき車を動かしたりする事はありませんので、走行してみないとわからない部分や、操作してみなければわからない装備品に関しても不具合と言えます。
こういった目には見えない部分は正常に動作していて普通、異常があれば減額という事になりますので、できる限り把握しておく必要があります。
自身で不具合がある所はしっかり把握して素直に伝えた方が、営業マンとの信頼関係も作れますし、のちのトラブル回避にのなります。
不具合がある場合は修理した方がいいのか?
不具合があれば減額なら修理して査定に出した方が買取り価格も高くなると思われがちですが、一言でそうとは限りません。
修理せずにそのまま買い取りに出した方が売る人にはお得な時もあります。
例えばエアコンの冷えが悪いなどの不具合の場合、原因が冷媒ガスが抜けていて冷えが悪くなっているだけなら補充するだけで改善するので修理した方がいいです。
この場合近くのガソリンスタンでも簡単に補充してもらえますし、料金もそれほどかかりません。
しかし原因がコンプレッサーと言うエンジンルームの中にある大きな部品の場合は車屋さんに持っていき、部品の交換や工賃など数十万単位の費用がかかります。
ここまで高額の修理代になると修理したからといってその分の高く売れるかと言えばそうとはなりませんのでそのまま査定に出す方が売る人にとってはメリットです。